母の無言のSOSから1ヶ月。
あの翌日から母の体調は
すっかり良くなった。


この日は親戚の披露宴。
母だけ招待され、
母はこの日を楽しみにしていた。


父と兄は仕事で、当時学生だった
僕は午後からアルバイトだった。


母は正装し、僕に家の前で写真を撮ってほしいと頼んできた。
そして家の玄関前で2枚写真を撮った。


写真を撮り終え、
庭を一緒に歩いていると
突然前を歩いている母が


「私になにかあったらこの写真を遺影にしてね」


あの時の母の言葉、
母の背中は今でも忘れない。


母はこの1ヶ月普通に元気だったので、
僕は冗談を言っているのだと思い


「平均寿命よりは生きれないとしても75ぐらいまでは生きるとして
何十年前の写真を遺影にするんだよ(笑)」


とツッコんだ。
母は無言だった。



本当はわかっていたんだよね・・。
もう手遅れな状態だと・・。
俺に心配かけないようにと。



ごめんねこんなに近くでずっと居たのに
気づいてあげられなくて・・・。



この2ヶ月後、この時撮った写真は
母の言う通り遺影となった・・。




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