20代で両親を癌で亡くした僕の想い ~心の宿り木を目指して~

21歳の時に母を29歳の時に父を亡くした現在31歳の男です。 僕の経験や想いを書いています。 死別を経験した僕だからこそ誰かの役に立てるのではないか たくさんの愛情をくれた自慢の両親が生きた証を残したくて書き続けています。 身近で見た癌発見前の体の異変、癌発見、入院、抗がん剤、告知、看病、別れの時、それぞれの死から感じた事など赤裸々に書きます。 読んでくれる方の何かのきっかけになってくれれば嬉しいです。

21歳の時に母を29歳の時に父を亡くした現在31歳の男です。
僕の経験や想いを書いています。
死別を経験した僕だからこそ誰かの役に立てるのではないか
たくさんの愛情をくれた自慢の両親が生きた証を残したくて書き続けています。

身近で見た癌発見前の体の異変、癌発見、入院、抗がん剤、告知、看病、別れの時、それぞれの死から感じた事など赤裸々に書きます。 読んでくれる方の何かのきっかけになってくれれば嬉しいです。

母の異変を感じたのは
忘れもしない


2008年11月9日の事だった。


その日は僕の21歳の誕生日。
結局これが母と過ごした
最後の誕生日となった。


僕はプロ野球の
西武ライオンズの大ファン。


兄はプロ野球の
読売ジャイアンツの大ファン。


この年両チームはリーグ優勝し、
日本シリーズで対戦した。


そしてこの日は
勝ったチームが
日本一になるという大事な日。


日曜日ということもあり、
いつものように父、母、兄と4人で
テレビで野球見ながら
晩御飯のしゃぶしゃぶを食べていた。


週末のいつもの光景。
しかし母の異変はすぐに起こった。


食べている途中で
突然吐き気を催し、
食べるのを止め、
流しで嘔吐を繰り返した。


僕は食事中だった事、
テレビ観戦の邪魔をされたことに腹を立て
苦しんでいる母に
つい酷い言葉をかけてしまった。


「うるさいな!食事中だぞ」


「ごめん・・。鶏肉に当たったのかも」


僕はその時その言葉を鵜呑みにし、
ただの一過性の食あたり程度にしか
思っていなかった。


母はその後2階の寝室で横になった。
その時には僕も冷静になり、母の代わりに
食器洗いと洗濯をした。


ちょうど母の寝室の前の部屋で
洗濯を干していると
襖の奥から


「ゆうじ、ごめんねせっかくの日本シリーズの時に・・。」


「気にしないで良いよ」


「西武勝つと良いね。でもそうするとお兄ちゃんが怖いか(笑)」


「うん。でも今日は誕生日だし絶対に西武が勝つよ!おやすみ」


そして試合は西武が日本一になった。
僕は嬉しくて2階の母の所に向かい、襖越しに


「はつみ(母)起きてる?西武勝ったよ!!!!」


「起きてるよ。良かったね。良い誕生日になったね」


「ありがとう!体調どう?良くなった?」


「うん。もう大丈夫だから、下に行ってスポーツニュース見て来な」


「良かった!おやすみ」


「うんおやすみ」


この時の僕は、
本当にただの一過性の
食あたりとしか思っていなかった。


しかしこれが母の
初めての異変で、母も気づかない
「母からのSOS」だっただなんて知る由もなかった・・・。



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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. みんぽぽ
    • 2018年12月23日 10:13
    • 初めまして。
      以前から拝読しておりました。
      お母様の記事を拝読していた時期は、まだ私の母は元気だったのですが『もしもその時がきたら、哀しまないよう精一杯母のために頑張ろう』という気持ちになることができました。

      母は今年6月に旅立ちました。
      拝読していなかったら、もっと後悔していたと思います。

      本当にありがとうございました。
    • 2. yuuji16
    • 2018年12月26日 00:08
    • >>1
      みんぽぽさんへ
      コメントありがとうございます。また返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
      お母様が亡くなられて半年とのことですが同じ経験を2回してきた僕としては感じるものがあります。また10月から年始にかけて喪中のハガキを投函したり、喪中だったりと色々とやる事も多く、より大切な人が亡くなった事を思い出す機会が多く僕は辛かったです。

      頂いたコメントを大事に読ませて頂きました。読んで涙がこみ上げてきました。
      自分の経験がこうしてみんぽぽさんのお役に立てた事とても誇りに思います。またこうしてブログを書き続けてきて本当に良かったと改めて思いました。
      僕が嬉しかったのは「『もしもその時がきたら、哀しまないよう精一杯母のために頑張ろう』という気持ちになることができた」という事です。
      僕も母を亡くした事でより父の事を大事にしたことで母の時とは違い送り出せたと感じたので、みんぽぽさんが生前のお母様との時間を大事に大切に過ごす事が出来たのだと文面から凄く伝わって来て、同じ経験をした者として本当に良かったと涙が込み上げてきました。
      これからもみんぽぽさんのような方に僕の経験が生かしてもらえるように一生懸命この経験を微力ながら伝えていきたい!と再認識することができました。
      素敵なコメント本当にありがとうございました。
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