2月は両親の命日だった。
母が亡くなり11年。
父が亡くなって3年。
父が亡くなってもう3年か…。
時間が経つのは本当に早い。
何年経っても
恋しい気持ちは変わらない。
そんな気持ちが宿ったのか
父の命日が過ぎた頃当たりに
久しぶりに夢に両親が出てきてくれた。
僕はベットに寝ていた。
しかし普段の自室のベットではない。
どうやら何故か病室のベットの上に寝て
天井を見上げている。
僕は寝たままの状態で
何かに憑りつかれたように
泣きべそをかいて甘えた声で
こう連呼していた。
「寂しいよ~…会いたいよ~…」
と。
まるで甘えん坊さんの
子供のように。
すると寝たままの状態で
少し右側に目をやると
そこには父と母が立っていた。
父が手前に、
その後ろに母が。
まるで僕をお見舞いに来てくれているような
シチュエーションだった。
僕は父と母を見つめながら
またこう連呼した。
「寂しいよ~…会いたいよ~…」
僕はそれしか言わない。
そして父と母もまた
僕に何も声はかけてくれない。
僕は何度も何度も憑りつかれたように
両親に向かって
「寂しいよ~…会いたいよ~…」
と投げかけた。
立ち上がる事もなく。
大好きな両親が目の前にいるというのに…。
本来なら目に入った瞬間に
両親に飛び掛かり全力で抱きしめて
泣きわめいてしまうだろうに・・。
しかし両親との距離は縮まらない。
両親もその場から僕の方へとは歩み寄っては来ない。
そして次の瞬間、今の気持ちなのか
両親は無言のメッセージを僕にくれた。
父は左腕で顔を覆い涙を流し
僕に涙を見られないようにと
母の方へ向く。
母はそんな父の後ろから体を傾け
満面の笑みで僕にピースをしてくれた。
ここで夢は終わった。
そこで目が覚めた。
そして涙を流し枕を濡らした・・。
夢だというのにこうしてもうすぐ2ヶ月経つというのに
鮮明に覚えているほど僕にとって、
この夢は、この光景は
強烈に頭に、心に残っている。
父はまだ寂しかったり、
僕達と一緒に暮らしたかったのかな
きっとまだ亡くなって3年だから
無念なのかな。
一方で母は亡くなって11年。
もう踏ん切りがついて
僕に「元気にやっているよ」「見守っているよ」って
僕に心配をかけないように、僕を励まそうとエールを送ってくれたのかな。
僕はそんな風に受け取った。
言葉は交わせず、触れる事もできなかったけれど
両親の今の心境を教えてもらえた気がする。

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母が亡くなり11年。
父が亡くなって3年。
父が亡くなってもう3年か…。
時間が経つのは本当に早い。
何年経っても
恋しい気持ちは変わらない。
そんな気持ちが宿ったのか
父の命日が過ぎた頃当たりに
久しぶりに夢に両親が出てきてくれた。
僕はベットに寝ていた。
しかし普段の自室のベットではない。
どうやら何故か病室のベットの上に寝て
天井を見上げている。
僕は寝たままの状態で
何かに憑りつかれたように
泣きべそをかいて甘えた声で
こう連呼していた。
「寂しいよ~…会いたいよ~…」
と。
まるで甘えん坊さんの
子供のように。
すると寝たままの状態で
少し右側に目をやると
そこには父と母が立っていた。
父が手前に、
その後ろに母が。
まるで僕をお見舞いに来てくれているような
シチュエーションだった。
僕は父と母を見つめながら
またこう連呼した。
「寂しいよ~…会いたいよ~…」
僕はそれしか言わない。
そして父と母もまた
僕に何も声はかけてくれない。
僕は何度も何度も憑りつかれたように
両親に向かって
「寂しいよ~…会いたいよ~…」
と投げかけた。
立ち上がる事もなく。
大好きな両親が目の前にいるというのに…。
本来なら目に入った瞬間に
両親に飛び掛かり全力で抱きしめて
泣きわめいてしまうだろうに・・。
しかし両親との距離は縮まらない。
両親もその場から僕の方へとは歩み寄っては来ない。
そして次の瞬間、今の気持ちなのか
両親は無言のメッセージを僕にくれた。
父は左腕で顔を覆い涙を流し
僕に涙を見られないようにと
母の方へ向く。
母はそんな父の後ろから体を傾け
満面の笑みで僕にピースをしてくれた。
ここで夢は終わった。
そこで目が覚めた。
そして涙を流し枕を濡らした・・。
夢だというのにこうしてもうすぐ2ヶ月経つというのに
鮮明に覚えているほど僕にとって、
この夢は、この光景は
強烈に頭に、心に残っている。
父はまだ寂しかったり、
僕達と一緒に暮らしたかったのかな
きっとまだ亡くなって3年だから
無念なのかな。
一方で母は亡くなって11年。
もう踏ん切りがついて
僕に「元気にやっているよ」「見守っているよ」って
僕に心配をかけないように、僕を励まそうとエールを送ってくれたのかな。
僕はそんな風に受け取った。
言葉は交わせず、触れる事もできなかったけれど
両親の今の心境を教えてもらえた気がする。

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コメント
コメント一覧 (6)
最近ブログの更新があまりされないですね。
忙しく、元気でいればいいなと思います。
私は最愛の父が急逝してから、10年過ぎましたが
まだまだ涙が出ます。
この世に父が居ないという辛さには慣れましたが、
父が居ないという現状には慣れません。
10年過ぎてもこんな状態です。
こちらのブログを以前から読んでいました。
自分と同じ気持ちの人っているものだなと励まされました。
どうか、このブログは続けて行って下さいね。
応援しています。
ゆみぞうさんはじめまして!そしてコメントありがとうございます。
不本意ではありますが、去年からずっと日常に刺激がなく、かつ一日一日を無駄に過ごしてしまっていてモヤモヤした日々を送っています。
ご指摘いただきました通り、このブログもめっけり更新を怠ってしまうようになりました。母の時と違って父の場合は平穏な日々をしかも一年も残りの時間を一緒に大切に過ごせたので満足してしまっているのかなと感じます。
ただ久しぶりに今日ブログを開いてコメントを頂いていた事に気づきました。
こうしてコメントを頂くのがかなり久しぶりで余計に心に響きました。
先程も書きましたが去年からモヤモヤしている日々を過ごしていると感じる理由のひとつに誰かの役に立てているという実感がない事に物足りなさを感じているというのがありました。
そうした中「どうか、このブログは続けて行って下さいね。応援しています。」コメントを頂き、不覚にも嬉しさのあまり込み上げてくるものがあり、目が真っ赤になりました。そしてゆみぞうさんのお父様との死別、お父様への想いを拝見して胸が痛みました。「この世に父が居ないという辛さには慣れましたが、父が居ないという現状には慣れません。10年過ぎてもこんな状態です。」これはとても的確ですね。とても共感します。この現状にはきっと死ぬまで慣れないのかもしれませんね。
今日改めてこのブログの意義を思い出させてもらいました。これからまた少しずつ書き始めようと思います。励まされたのは僕の方です。本当に素敵なコメントをありがとうございました。
苦しい時も悲しい時も、良いことがあった日も、父に話したい、どうしていないのだろうと思い涙が出ます。
父は3週間で急逝しました。父自身、死んでしまうなんて思っていなかったでしょうし、
何も出来ない母と、一人っ子の私の心配をして逝ってしまったことでしょう。
最期に涙を流しながら逝きました。無念でなりません。
父が亡くなり、一通りの手続きが終わったころ、私は涙が止まらなくなり
父に逢いたい、もう生きているのが辛くなり、死ぬことばかり考えて、うつ病になりました。
それから半年後に、母に癌が見つかりました。
そして母の手術が終ったころ。東日本大震災があり、被災者になりました。
そして私は離婚をしました。(子供はいません)
父が居なくなった後の人生は、辛いことの方が多いような気がします。
今はただ時間が過ぎて、父に逢える日を待ち望んでいるような気さえします。
ただ、母の癌は早期で見つかったこと。
被災したけれど、住居も仕事も失わなかったこと。
離婚直後、好き勝手する義母の若年認知症がひどくなり警察から連絡が来ることが多くなり、
それに耐えられない元夫がうつ病とアルコール依存症になったこと。
離婚しても私の仕事がすぐに見つかったこと。
これって、なんとなく私は父に守られているのではないのかなって思うのです。
父は、夢にさえほとんど出てきてくれませんが・・・。
あの世で父と再会したときに、私は父に謝らなくてはいけないことが沢山あります。
父に対して、悔やまれることばかりなのです。
でも父が居なくなってからの、この世での出来事を沢山沢山話せるように
頑張って生きていかないとなって思います。寂しく辛いですけどね。
頂いたコメント大事に何度も読まさせて頂きました。
とても辛い時間を過ごされてきたのですね・・。言葉になりません。
そしてとても素敵で素晴らしいお父様なのだと読んでいて何度も感じました。
これだけゆみぞうさんに愛されているお父様は本当に幸せですね。お父様がお亡くなりになられてからの、ゆみぞうさんの時間は辛い事や人生でのターニングポイントなど目まぐるしく経過してきた中でも、要所要所でゆみぞうさんのおっしゃる通り、お母様の癌の早期発見、被災されたものの住居と仕事を失わった事、離婚されてもすぐに仕事が見つかった事など、これは運や偶然では無いと強く思います。間違いなくお父様が守ってくれたのだと感じます。
ひとつだけ気になるのは、何故これだけゆみぞうさんがお父様を愛していて、お父様もゆみぞうさんの事を愛しているのに夢にほとんど出てきてくれないのでしょうかね。これにもきっとお父様なりの考えとゆみぞうさんへの愛のエールのようなものがあるのかもしれませんね。その答えは残りの時間をこの世で精一杯全うした先に天国で会えた時にぜひ聞いてみたいですね^^
僕も母は病気発見からあっという間に亡くなったので、母への想いは闘病から1年ちょっと頑張ってくれた父より強いです。僕もゆみぞうさんと同じで天国で再会した時に母に謝りたい事、母が亡くなってから気づいた事、たくさん話したい事があります。でもそれには天国に行く為に悪い事は絶対しない事とこれ以上この世で父と母を悲しませる事をしない事、一生懸命毎日生きる事だと常々意識しています。だからお互い自分の寿命を全うしていきましょうね^^
続きを書きます。
こちらのブログはずっと前から見ていました。
立ち直れていない私は、コメントする気分にはなれなかったけれど
同じ気持ちの人がいるということで、何度も救われました。
私と同じように思っている人は、他にもいるはずです。
今後も支えにさせていただきますので、自分のペースでかまいませんので
ブログを続けて行って下さいね。
楽しみに待っています。
とても心に響きます。先日もお伝えしましたが、ゆみぞうさんのおかげでこのブログの意義と目的を改めて気づかせてもらいました。
これからもう一度書き始めていきたいと思います。
僕の経験や想いが誰かの心を救えるなら、両親にも親孝行になるのかなと思います^^