20代で両親を癌で亡くした僕の想い ~心の宿り木を目指して~

21歳の時に母を29歳の時に父を亡くした現在31歳の男です。 僕の経験や想いを書いています。 死別を経験した僕だからこそ誰かの役に立てるのではないか たくさんの愛情をくれた自慢の両親が生きた証を残したくて書き続けています。 身近で見た癌発見前の体の異変、癌発見、入院、抗がん剤、告知、看病、別れの時、それぞれの死から感じた事など赤裸々に書きます。 読んでくれる方の何かのきっかけになってくれれば嬉しいです。

2019年05月

父を病室に残し僕は上司に電話で父の件を報告した。電話をするために病院の外へと出ていた僕。目の前には患者さんを病院に送り終えた救急車とその中から救急隊の方達が片付けやら何やらで出入りをしている。僕は電話をしながら最初はそんな風に周りの光景に目をやるぐらい淡 …
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父の病室は母が最期の時を迎えた病室の向かい側。僕は父の病室に入り父の前で少しうつむいた。すると父は僕の考えている事がわかったのだろうか、いきなりこう僕に告げた。「向かい側の部屋は母ちゃんが入院していた部屋だな」(やはりそうだったのか)それと同時に7年経って …
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父の入院先は母が最期を迎えた病棟だった。看護師さんに案内され車椅子に乗った父の後ろをついていく僕。エレベーターホールから病室へと向かう。この目の前に移る光景が僕には本当に辛くて耐えられなかった…。‘この場から逃げ出したい‘本気でそう思うぐらいこの空間から …
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父の前でつい泣いてしまった。しかし次第に僕の気持ちは一旦落ち着いた。そしていよいよ病室の準備が完了して4Aの病棟に向かうことになった。処置室のベットからまた車椅子に乗って看護師さんに連れられながらエレベーターへと向かった。今でもはっきりと覚えているのは2階 …
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