20代で両親を癌で亡くした僕の想い ~心の宿り木を目指して~

21歳の時に母を29歳の時に父を亡くした現在31歳の男です。 僕の経験や想いを書いています。 死別を経験した僕だからこそ誰かの役に立てるのではないか たくさんの愛情をくれた自慢の両親が生きた証を残したくて書き続けています。 身近で見た癌発見前の体の異変、癌発見、入院、抗がん剤、告知、看病、別れの時、それぞれの死から感じた事など赤裸々に書きます。 読んでくれる方の何かのきっかけになってくれれば嬉しいです。

2017年09月

次の日の朝になると母は多少動けるようになっていた。検査の結果が出るのは明後日なので、僕ら家族は母を家に残し、父は仕事に行き、兄は昨晩からの夜勤、僕は朝から大学へとそれぞれ自分の予定通りに行動した。母の事を気にかけつつ、大学内で過ごしていた。そしてあれはた …
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親戚の披露宴から帰宅した母は「ゆきちゃんとっても綺麗だった^^」「とっても幸せそうだった^^」と嬉しそうに僕らに今日の出来事を教えてくれた。そんな母を見て僕もとても嬉しかった覚えがある。しかしその翌日から僕らの環境は、生活は一変する。今にして思えば、この …
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親戚の披露宴は赤坂のホテルで行われた。母は1人では道がわからないから一緒について来てほしいと披露宴が決まった時から僕にお願いしていた。僕は快く受け、当日は約束通り、母と一緒に電車で向かった。しかしこれが母との最後のお出掛けになった。この時はこれが最後の外出 …
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母の無言のSOSから1ヶ月。あの翌日から母の体調はすっかり良くなった。この日は親戚の披露宴。母だけ招待され、母はこの日を楽しみにしていた。父と兄は仕事で、当時学生だった僕は午後からアルバイトだった。母は正装し、僕に家の前で写真を撮ってほしいと頼んできた。そし …
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母の異変を感じたのは忘れもしない2008年11月9日の事だった。その日は僕の21歳の誕生日。結局これが母と過ごした最後の誕生日となった。僕はプロ野球の西武ライオンズの大ファン。兄はプロ野球の読売ジャイアンツの大ファン。この年両チームはリーグ優勝し、日本シリーズで対 …
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