父の事で頭がいっぱいだった僕は
家の最寄り駅に着くと
駆け足で家に向かった。


走った影響と父の体が心配で
家の門に着いた時には
心臓がバクバクしていた。


乱れた呼吸を整えながら
カバンから鍵を取り出し
玄関を開けた。


「ただいまー」


と言いながら
急いでリビングに入ると
そこにはいつもと変わらない父が居た。


やはり父の顔を見ると
心がホッとする。


はあはあ言いながら
コートを脱ぎながら
僕は一刻も早く聞きたい話題を
父に振った。



「医者行ってどうだった?」


僕はドキドキしながら
父の返答を待った。


すると今日の所は
血液検査などの簡単な診察だけで終わり
週明けの月曜日にもう一度来るようにと
言われたとのことだった。


結果として近所のクリニックに行ったこの日も
はっきりとした病名や原因がわからないままだったが
今、目の前にいる父がいつもと変わらない姿に見えて
僕は安堵した。


もっとも今にして思えば
この現実から目を背けていただけなのかもしれない。



そして週が明け
月曜日になった。


時は2016年2月1日。


父は土曜日に受けた検査の結果を聞きに
改めて近所のクリニックへと行った。



すると検査の結果、
肺に水が溜まっていると
いうことが分かった。


そしてこのクリニックでは
これ以上の治療ができないので
地元の病院の紹介状を書いてもらい
水曜日に行くこととなった。


そして父から水曜日に
一緒に病院に来てほしいと頼まれ
僕は即答で快諾した。




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