20代で両親を癌で亡くした僕の想い ~心の宿り木を目指して~

21歳の時に母を29歳の時に父を亡くした現在31歳の男です。 僕の経験や想いを書いています。 死別を経験した僕だからこそ誰かの役に立てるのではないか たくさんの愛情をくれた自慢の両親が生きた証を残したくて書き続けています。 身近で見た癌発見前の体の異変、癌発見、入院、抗がん剤、告知、看病、別れの時、それぞれの死から感じた事など赤裸々に書きます。 読んでくれる方の何かのきっかけになってくれれば嬉しいです。

21歳の時に母を29歳の時に父を亡くした現在31歳の男です。
僕の経験や想いを書いています。
死別を経験した僕だからこそ誰かの役に立てるのではないか
たくさんの愛情をくれた自慢の両親が生きた証を残したくて書き続けています。

身近で見た癌発見前の体の異変、癌発見、入院、抗がん剤、告知、看病、別れの時、それぞれの死から感じた事など赤裸々に書きます。 読んでくれる方の何かのきっかけになってくれれば嬉しいです。

僕は父に対して
怒りが収まらなかった。


「何でこんなに心配しているのに
 信ちゃんは今回も病院に行ってくれなかったの?」


僕は思ったままに
父に想いを告げた。


すると父は
何とも言えない表情で
重い口を開いた。


「行かなかったんじゃない、行けなかったんだ…。」


と元気のない声で
僕に目を合わせるわけでもなく
呟くように言った。


「え…?」


僕の怒りは一気に収まり、
というより父から予想だにもしなかった
返答を受け混乱した。


そして父の口から僕の知らなかった
昨年の年末頃からの体の異変と
自覚症状を聞かされた。


僕は父の話に
全身全霊で耳を傾けた。


毎日近所のスーパーに父は
買出しに行っていた。


スーパーは家から時間にして
歩いて5~10分ぐらいの場所にある。


早歩きの父なら
5分もあれば着く距離であると思う。


そんな中、昨年の年末頃から
行きも帰りもちょうど中間地点ぐらいの場所で
息切れをして5分ぐらい休まないと
また歩く事ができなくなっていた。


と聞かされた。


僕は激しい不安に襲われ
ますます父の事が心配になった。


そして父はそんな状態でも
僕らの食事を用意するために
毎日の買い物を欠かさずに行ってくれた事


僕らに一切そんな素振りを見せなかった事


に感謝の気持ちが芽生えた。



一方で父に対して
"何で言ってくれなかったのだ"と
やり場のない怒りに襲われたり
僕の心は混乱した。


そしてそれ以上に
僕はこんなに近くに父のそばに居たのに
父の異変を見抜けなかった事


母を亡くしてからの7年間
父に何かあったらすぐに気づけるようにと
母との死別から母に誓ったのに
僕は母との死別から何も学べていなかった事が
言葉では表せないほど悔しくて
自分に対して怒りが込み上げてきた。


また何も知らずに、
何も知ろうともせずに
自分の考えを押し付けて
父に怒りをぶつけてしまい
父に対して申し訳ない気持ちになり


この先の不安も重なって
僕は母の看病をしていた頃に
タイムスリップしたように
激しく号泣した。


僕は結局、母を失ってからのこの7年間
何も成長していなかったのだ…。





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