転職して数ヶ月。
日勤の仕事に就いた事で
仕事もプライベートも充実して
僕の心は穏やかになった。


この当時、僕の記憶では
兄はローテーションで
1ヶ月に1度(5日連続の)
夜勤で働く時があった。


兄の夜勤の仕事開始時間は
深夜3時。


兄の会社は辺鄙な場所にある為
電車バスを乗り継いで行かなければならない。


その場合、夜の最終のバスに乗るには
家を20時半に出なければならない。


そして会社には22時に着き
深夜3時まで時間を潰さなければならない。


翌朝、夜勤が終わって兄が家に帰ってくるのは

当時だいたいお昼12時前後。


そこからお風呂に入ったり
食事をし、ダラダラ過ごして
14時に寝て19時に寝る。


そんな兄を見て
父は放っておくわけがなかった。


定年した父は兄が夜勤の時は
兄を毎日車で送っていた。


父は20時頃から一度仮眠を取り
そして深夜1時に起床し
そこから車で送る。


兄は父が送ってくれるので
17時ぐらいに寝て深夜1時過ぎに
起きればよくなった。


その為、夜勤明けで帰って来ても
かなりのんびり過ごす事が出来ていた。


そんな中僕はというと
22時過ぎに仕事から帰って来て
お風呂に入り、父が用意してくれていた夕食を食べ
ダラダラ過ごす。


だいたい0時には寝ようと思えば
寝れるのだが、心配で寝られず
深夜1時まで起きていた。


というのももし仮に父が
深夜1時に起きなければ
兄はタクシーで行かなければならない。


また兄も寝坊してしまったら
遅刻してしまう。


僕は一旦、自分の部屋に行き
2人がそれぞれ起きて
一階に降りたのを
物音で確認してから
寝る準備をしていた。


そして2人の準備の邪魔になるので
2人が準備できたであろう時間を見計らって
1階に降りて2人を見送る。


2人を見送った後、玄関の鍵を締め
車が出て行く音を確認して
母の遺影に
「おやすみ、はつみ」と声をかけ
寝床に就くというのが
兄が夜勤の時の
僕の就寝前のルーティンだった。






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