20代で両親を癌で亡くした僕の想い ~心の宿り木を目指して~

21歳の時に母を29歳の時に父を亡くした現在31歳の男です。 僕の経験や想いを書いています。 死別を経験した僕だからこそ誰かの役に立てるのではないか たくさんの愛情をくれた自慢の両親が生きた証を残したくて書き続けています。 身近で見た癌発見前の体の異変、癌発見、入院、抗がん剤、告知、看病、別れの時、それぞれの死から感じた事など赤裸々に書きます。 読んでくれる方の何かのきっかけになってくれれば嬉しいです。

21歳の時に母を29歳の時に父を亡くした現在31歳の男です。
僕の経験や想いを書いています。
死別を経験した僕だからこそ誰かの役に立てるのではないか
たくさんの愛情をくれた自慢の両親が生きた証を残したくて書き続けています。

身近で見た癌発見前の体の異変、癌発見、入院、抗がん剤、告知、看病、別れの時、それぞれの死から感じた事など赤裸々に書きます。 読んでくれる方の何かのきっかけになってくれれば嬉しいです。

社会人生活もスタートして
半年ぐらいが過ぎた頃だろうか
店長が替わった。


ただまだ半年、徐々にではあるが
好きな接客ができるホール業務は
視野が広がり少しづつ手応えを感じ始めてはきたが
まだ調理の方は全くと言って良いほどできなかった。


もっとも調理が最低限できるようになったのは
3年目半立ったぐらいなので
この時は本当に全くできなかった。


調理が苦手でもありできない事は
自他ともに認める事だった。



僕が厨房に入る時は簡単な調理補佐や
食器洗いなどがメインだった。


食器洗いと言っても
食洗器で洗う。


ただ利用客が多い店舗だったので
暇な時間はほとんどなく
頻繁に洗っていた。


そんな時新しい店長に替わって間もない頃
厨房に新しい食器が届いた。


店長からまだ使わないが
届いた食器(ラーメン丼ぶり)を開封して
ラップをしてしまうように指示を受けた。


僕は端の方で梱包を外した。
うろ覚えだがたしか20個ぐらいだったと思う。


僕はそれを1個1個ラップにかけていた。
5、6個かけ終わった頃、
店長が歩み寄って来て
ちょっと小馬鹿にしたような感じで


「馬鹿だね~こういうのは1枚1枚じゃなくてまとめてラップをするんだよ」


と言ってきた。


そういうと店長は
残りの丼ぶりをまとめて
ラップした。


僕は馬鹿正直に1枚1枚ラップしていた事が
恥ずかしくなり、店長に謝った。


すると店長が
これまた小馬鹿にした感じで


「おもしろいね、親の顔が見てみたいわ」


と言って休憩室に入って行った。



僕はその言葉を聞いた瞬間
一気に怒りが込み上げてきた。


また自分の不甲斐なさのせいで
自分の中で大切に想っている
両親を馬鹿にされたことが悔しくて


拳を握り締めながら
怒りと声を殺しながら
その場でヒクヒクしながら
泣いた。


面と向かって
親の事を馬鹿にされたのは
これが最初で最後。


これからもそうであってほしい。



余談ではあるけれど
この店長とはこの後も1年半ぐらい
お世話になった。


店長には学生気分が抜けていなった僕に対して
真剣に叱ってくれたことがあり
僕は大粒の涙を流した事があった。


こうして叱ってくれたおかげで
僕はようやく社会人としてスタートできたと
今でも感謝している。


礼儀や社会人としての振舞いを
教えてもらった。


退職するまで何かと
気にかけてくれていて
嬉しかったのを覚えている。


ただ転職が決まってからは
直接退職する事を伝えなければいけなかったのだが
その旨を伝えることができなかった。


あれだけお世話になって
何かと気にかけてくれていたのに。


社会人として最後の最後で
退職の挨拶をしなかった事に
後悔している。




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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. ラブハウス
    • 2018年09月02日 16:24
    • 5 どんぶりにラップを貼って…と言われたら私も個別に包むのかなと思うでしょう。
      業界知識がないからです。
      そして、亡き親を軽々しく引き合いに出されたら悔し泣きしてしまうだろうなあ…(涙)

      そんな感情を昇華して仕事に邁進する志を、素晴らしいと思いました。
      ご両親の名言も響きますね!!
    • 2. yuuji16
    • 2018年09月02日 19:24
    • ラブハウスさんコメント有難うございます^^

      そうなんですよね、店長にとってまとめてラップするのは常識でも当時の僕は迷うことなく個別にラップをしていました。自分のことを馬鹿にされるのは我慢できますし、反省しますが大好きな両親を馬鹿にされるのは我慢なりません><

      当時は凄く悔しかったですが亡くなった母を悲しませたくないと思い頑張れました^^
      やはりいつも心の中に居て心の支えになってくれているのは大きいです^^
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