男3人の新たな生活が始まって
約2ヶ月ぐらい立った。


そんなある日、僕はある事で
母のありがたみが身に染みて
涙が出た。



母は専業主婦で
心配性な性格だった。



そんな母の性格を表しているのが
日用品のストックの多さ。


我が家には
ティッシュやトイレットペーパーなどが
常に豊富に在庫があった。


その為、母が生前の頃は
薬局でよくある
「お1人様2点限り」
などの安売りの日に
僕が家にいると
僕にも買いに行ってと
よく頼まれたのを覚えている。



当時の僕はめんどくさいなと言いつつ
母が喜んでくれるからと
素直にはなれなかったものの
母に頼まれた通り
買いに行っていた。


だが母が体調を崩し
入院し他界して
約4か月。


生前母が大量に購入してくれていた
日用品の在庫も少しずつ無くなってきた。


その為、学生で時間のある僕が
父が作ってくれた購入リストを元に
買いに行くことになった



母が居た頃はそれこそ
ティッシュやトイレットペーパーなど
それだけを買いに行っていたので
歩きの場合は両手で、
自転車で行った時は買った物をカゴに入れ、
カゴに入りきらなければもうひとつは
ハンドルにひっかけて運転していた。


いずれにしてもティッシュもトイレットペーパーも
軽いので、母から頼まれたおつかいの時は
特に何も感じられなかった。


だけど母が亡くなり、いざ自分が担当になったことで
ティッシュやトイレットペーパーだけではなく
洗剤やシャンプーなど、ちょっとプラスして
他の物を買っただけで自転車のカゴに乗り切らず、
ハンドルの所にひっかけたとしても
重くて、ハンドル操作がうまく行かない。


そして何より日用品は字のごとく
日常に必要な物の為
消費が早い。


至るものがあっという間に
無くなる。






「はつみはこんなにいつも大変な思いをしていたのか」



母が居た頃には気にもしなかったし
気づくことすらできなかった。


そんな自分が恥ずかしくて
情けないと思った。


(こういった日用品が)家にあって
当たり前ではないけれど
僕にこういった事を感じさせないぐらい
母がきちんと身の回りの世話をしてくれていた事や


そんな母に対して感謝の気持ちを持てていなかった事



母に対して直接感謝の思いを伝えられなかった事


失ってから初めて大切な事に気づいた自分に


悔しくて


腹が立って


母に会いたくなって


母に直接伝えたかったと
恋しくなって


たくさん泣いた。




ごめんねはつみ



ありがとうはつみ









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